2015年1月2日金曜日

普通の油性ペンで行書体の臨書。書道の嗜み。

11月25日に中国(北宋)の1000年ほど前の書物を油性ペンで臨書した。
私への批評は小学生の頃だとノートの字が汚いとか読めないとか顰蹙を買う程度の腕前で、書道の実績なら校内とか小規模なコンクール(?)受賞歴さえ皆無な程度だったり、書の頻度なら今だと気まぐれで字を書く程度でしかないよ。

米芾 行書体 油性ペン 臨書


でもまあ思いの外?否、案の定上手く書けた、と自己評価している。
これは他の人が見て上手いか下手か、それこそ判断が分かれるかもしれない。
更にいえば、書いた字の大きさと、油性ペンという使用した道具の性能の加味や判断者の先入観にも左右される。
まして、臨書といえば絵でいうところの模写だから、上手く書けて当然、などと思う場合もある。

で、この臨書という行為は、老若男女問わず、達筆な者でも行うだろう。
彼らも先人たる高名な書家には腕が立つはずもない。
例え熟達の老師なりとも、現代に渡り名を残す書家たちへの尊敬を失わない。
故に、とても上手い者も私のように初心者でも、名立たる書への畏敬と共に臨書するのだ。

と、書道経験は義務教育期間と小2~小3一時的に通ってた書道教室でしかない私が言う。
ほぼ私の人生経験に基づく勘で導き出された答えだね。

上述の、小学生(高学年)の頃のノートの字で、「汚い」とかは許容範囲だが、「読めない」なんて大仰なる悪罵も甚だしいものだ。
これは俺の書いた字であるからと、俺への怨恨感情が干渉して正当な評価の為の雑感分離が出来なくなった輩による、謂れなき中傷に他ならないと思うが、言われた時はそんな反論の根幹的な発想があっても、こういう風に適切な言葉に表せなかったのが悔やまれる。
端的に「俺への嫌悪感が正当な評価を阻害してるので、お前の俺への評価は感情的且つ当てにならない感想と取っておく」とそいつに言い返せばよかったね。
もし本当に知覚できず読めないと断言するなら、当人の弱視か脳の欠陥を自ら怨み、その読めないという感情は己が非を自覚して慎ましく自制すべきだろう。

ついでに、書道に於ける油性ペンを用いることの利点欠点。
毛筆に対する優位性は、インクの出具合が、墨と違い割と一律(最初がかすれる場合もある)であることや、持ちやすさと扱いやすさにある。
毛筆に対する引け目が、文字の太さも割と一律(自分の腕で可能な細さと太さの極限の差異が毛筆より狭まってる)な点で字の豊かさというものが云々。
なのでこれら良し悪しは、筆ペンという中性の存在が補ってくれるだろう。

ちなみに、以前母親の筆ペンを拝借して試し書きしたこともある。
多分14年3月頃?これがその一例(他多数)↓

浦和 行書体


最後に、私の勉強と書道の結びつきについて一つ。
私の勉強は言語を主軸とし、更に宗教や歴史など、人文・社会学全般に羽を広げているはずだが、書道とは少し盲目だったのでこれからもう少し注力したい。



https://plus.google.com/u/0/113853869960515555243/posts/jHnEUzd7YeC
1月1日14時過ぎ、豊橋市内の私の住んでる地域でも降雪を観測、同時に母親と弟の動きがあわただしい。

【お年玉12000円】の内訳・・・毎月分2000円+お年玉本体5000円+1月誕生日分5000円。
今年(14年末含む)はお年玉を欲しいとあまり思わなかった、期待をしなかった。
何故かって?→お金というのは、使い道があって欲しいと思うものだが、今の私は頻繁に使うこともなければ、貯めて何か買いたいという意思もない。
12月の小遣いの時にもこんな感情はあったが、今度はその性質がグッと増した。
よって受け取ると逆に「申し訳ない」、との罪悪感が沸いてくる一方だった。

昔は1万円でも些か足りない気持ちでいたのだが・・・

終 zhong 行書体





追記: 2016年11月
2015年1月10日ころにちょこっと更新して「終」の字を載せておいたけど、その下にこうして追記するなんて・・・。
油性ペン書道に関しては本家ブログ・絵の練習記事にも載る(例はこちら)ほか、私の文学作品(?)に向けて揮毫することもあった。
以下の画像の右側の黒い文字が油性ペンで書かれるほか、朱印(印章)もどきの部分も加工される前の状態が油性ペンによる。
絵はシャープペンシルで描かれており、背景は拾った画像を加工したもので、吹き出し内の文字はノートPC備え付けタッチパッドで書いてある。

草書体「觀萌私記」 朱印みたいな篆書体・小篆「萌」


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