2024年1月7日日曜日

Windows Defender が1週間ごとに謎の通知を出す。勝手に更新してよって話

Windows Defender が1週間ごとに月曜日か水曜日に謎の通知を出すので、勝手に更新しなさい、という話。
セキュリティインテリジェンスどうのこうの、Windows 10 Home で gpedit.msc をバッチファイル、コマンドプロンプトで有効にして使ってみた。

2023年11月15日のことである。

"Windows Defender", "Microsoft Defender", "Windows セキュリティ" などとOS内の随所で違う名前になっているうちに、「セキュリティインテリジェンス」というものがある。
セキュリティインテリジェンス「謎の通知」は、よく案内される方法で消せるほど弱いものでなかった。
よく案内される方法は、「ウイルスと驚異の防止に関する通知」という項目をオフに設定するもの。
他にも同じページに通知のオンオフ設定項目があるが、それらすべてオフにしたところで、この「謎の通知」は1週間ごとに月曜日か水曜日に出てくる。
その通知が求める「セキュリティインテリジェンス」の「(青いグルグル) 更新を確認しています...」をしてもである。
このままだと何年でも続くよ。

Microsoft信者、MS信者、マイクロソフト信者、ウィンドウズ信者たちにとってありがたいWindows Defenderだが、この無意味な通知くらい消せるようにしてほしい。
せめて、手動だの自動だのほざくなら、勝手に自動更新しておけばいいだろうに。
実際、他のWindows Updateだの、Google Chromeだの多くの有名ソフト群は、開発元の都合で勝手に自動更新しているのだから。
セキュリティインテリジェンスのこれは、大してCPU, メモリ, ディスク (HDD) を消費するのでもないし。

通知の再表示をしたい、または「通知の表示回数を減らす」を利用したいと思っても、Windows は「通知履歴」機能をAndroidと違って未だに用意していないから、そういう対処も不可能である。
無理に再現させるか、再度、次の月曜日か水曜日といったシステムの都合で通知されるまで待つしかない。

あらためて、ありがたい機能とやらを「勝手に自動更新」してもらう方法を模索した。



"windows" "セキュリティ" "最新" "チェック" "通知"

8月23日にも検索したが、今回11月15日にもなし。



色々と検索。割愛。

"windows" "セキュリティ インテリジェンス" "自動"



https://jp-sec.github.io/blog/Endpoint-MDAV-2023-08-17/

これはなんとも。
そもそも知らなかったものを見抜き、検索した。

・Microsoft Configuration Manager
・ConsoleSetup
・Microsoft Endpoint Manager
・SignatureScheduleDay
・"グループポリシー" "home"



今、必要になるのは"グループポリシー"何とやら→ローカルグループポリシー、のようである。
これはスタートメニューその他から開けない。

調べると、 [Win] + [R] の「ファイル名を指定して実行」から、gpedit.mscを入力して開ける。

はい無理でした。
なぜなのかを調べた。
普通の家庭用のWindows 10 (Home) では使えないと分かる。

それでは、どうするか。



https://jp.minitool.com/news/group-policy-editor-gpedit-msc-missing.html
https://www.japan-secure.com/entry/how-to-use-local-group-policy-editor-in-windows-10-home.html
https://tanweb.net/2021/01/06/38190/



"Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package"の部分を検索しても、特にOSを故障させる副作用のあったかのような報告は見られないので、実行することにした。

2023-11-15 (0).png@

3031, 3570 というのが何度も何度も繰り返し、インストールされている。
こりゃ無限ループでおしまいか?
完了することを期待するにも、ディスクが100 %になっており、PCの動作全体が重いから、キャンセルしたくなる。
だめもとで待ち続けると、完了したようである。

「ローカル グループ ポリシー エディター」が、ついに表示された。





2023-11-15 (1).png@
ああこれですね


なんかフリーズしてウィンドウが一瞬、消えたのでタスクマネージャーを見た。

「Microsoft® Windows システムの保護のバックグラウンド タスク。」という謎の句点付きプロセス SrTasks.exe があった。
これがどうこうはさておき、ローカル グループ ポリシー エディターが再び利用できるようになったので、見ると、ようやく、お目当ての「セキュリティインテリジェンスの更新を確認する曜日を指定する」ウィンドウが表示された。

2023-11-15 (2).png@

左上のラジオボタンから「有効」を選ぶ。
それから、「毎日」を指定し、適用すると「無効」になる。
「無効」の言葉が引っ掛かったので、他を試すと、「実行しない」や「日曜日(単一の曜日のみが指定できて複数指定はできない)」は「有効」になる。
他の、いじくっていない同列の項目は、既定で「未構成」となっていることから、そういう言葉になっていたにすぎないのだと思い、「無効」という表現を気にしないことにした。
しかし、別の説明を見て、「無効」と「未構成」はどのみち既定の頻度でチェックが行われる、とあるので、「実行しない」(「有効」)を指定した。

後日、どうなるか。





11月22日(水曜日)、8時に、結局は「謎の通知」が出てきた。
当然、手動で更新の確認をさせられた。
ローカル グループ ポリシー エディター gpedit.msc は役に立たなかった。








起草日:2023年11月15日

Google と Microsoft は強権的かつ、彼らの正当性を検索ユーザーに検索結果で誇示している。
いつまでも謎仕様を増やしたり、その改善をしたがらなかったり、という状況が続き、こちらとしては無駄骨しかないので、人生丸ごと「そういうもの (Such is life. Let it be.)」と諦めている。



だいぶ後のこぼれ話:
私が購入したWindows 11 のPCで、プリインストールされているNorton 360 (ノートン 360) のアンインストールをすると、その最初の段階で、このWindows 10機の謎通知と同じものが表示された。
ノートンを入れていればこの通知は消えるというのか?
10機にはMcAfee マカフィーの、「いつからかとあるソフトと同時にインストールされたらしいが完全にインストールされているのでもないような状態のもの」が入っているが、それでこの通知が消えるわけでもない。
そもそも、今までに通知の内容そのもののスクショを取らなくても、ここで文言の一部を書いていた気がしたが、していないので、10機と11機のどちらも同じ通知なのか、別の通知なのか、正確には分からない(Windows Defenderがらみなのは判明しているし、タップして開かれる画面も同じ)。