2023年11月18日土曜日

Bluetooth イヤホンの省電力オーディオ回路通電ポップノイズ問題について

音楽制作を進めたければ、「接触不良ではなく経年で片方(片耳)だけ音が鳴らない故障になったイヤホンジャック」のPCを使わず、新しく買うしかないのか?
ワイヤレスイヤホン Bluetoothイヤホンで、片方だけ音が鳴らない故障になったイヤホンジャックを使わず、両方(両耳)からの再生ができる。

それで一応の解決にはなるが、表題に記した別の問題が発生する。
その「省電力オーディオ回路通電ポップノイズ問題」は、少し後で説明されるので、まずは経緯から記す。



時は、2022年10月、同月31日に家出をする準備にさしかかっているときであった。

当月下旬、作曲困難に陥った問題。
当月20日から「PCでイヤホンが片方/片耳しか聞こえない現象」があった。
正常にささった状態で左耳から鳴らなくなる=右耳のみ鳴るようになる。
当時に試した範囲で、PCイヤホンジャックに半端に差すと左耳からのみ鳴る。
さらに半端に差すと両方/両耳から鳴るが、PAN振りが反映されておらず、モノラル状態である。
[Realtek HD オーディオマネージャ] のステレオ調節項目は問題なかった。
スマートフォンで比較して試していなかった。

当月23日に新品イヤホン(ダイソー HQ-001)を買って試しても、正常にささった状態で左耳から鳴らない=右耳のみ鳴る。
PCイヤホンジャック接続口に問題があると思われる。
極めてハード面の、デジタル信号の電流に問題が生じているようなので、USB接続やBluetoothのでないと無理そう?
ここにきて「キーボード入力の難」に続き、このWindows 10機の転機(テンキのテンキ。テンキーも [6] が使えない)が迫っているようである。
DAW作曲は困難であり、 [...]



2023年4月、新居で同じPC(Windows 10のマシン、通称「10機」)を導入した。
「再入手」とも呼ぶ。
その間、作曲のためにイヤホンをどうするかの問題が再燃した。

ダイソーの「ブルートゥース高音質ステレオイヤホン」(2023年購入)について。
参考:2021年の過去モデルを分解したという記事 https://note.com/tomorrow56/n/nfe81a798ac5c
音の出力が終わった時のプツッとしたノイズ(いわゆる曲間ポップノイズ)は、低消費電力(省電力、省エネ)にするための仕様で起こりうるからこそ、できれば設定で、低消費電力なんかにせず、常に音の出力があるのと同じ状態に変えられるようにしてほしい。
音の出力があるときのサーッとしたホワイトノイズは、まだこのプツプツノイズよりも耐えられる。

ただの曲を聴くリスナーではなく、クリエイターの立場だと、DAWでのシーケンサーなどでノート(音符)1回音を鳴らした都度、このプツプツに見舞われるのは、苦痛すぎる。
このイヤホンは頻繁に音の出だし3ミリ秒から20ミリ秒程度、片方からしか鳴らさないような不安定さもある。
それもまた、DAWでのシーケンサーなどでノート(音符)1回音を鳴らした都度、そう鳴る機会が少しあるので、苦痛さに輪をかけている。

参考:Noble Falcon サポートページ「無音時にサーという音(ホワイトノイズ)や、プツッという音(ポップノイズ)が気になる」
https://nobleaudio.jp/support/noble-falcon-1/
プツッという音がする場合がある事象は、イヤホン内部のオーディオ回路が低消費電力スタンバイモードから再生モードに移る瞬間に発生するものです。これは無音時の電力消費を最小限に抑えるために、オーディオ回路を完全にシャットダウンしている状態から通電することにより発生するもので、このノイズを完全にゼロにすることはできません。

知っとるよ。
もし高額なワイヤレスイヤホンを買っても、ダイソーのこれみたいにプツプツとしたオーディオ回路通電ノイズがはっきりと分かるほど大きければ、と思うと、手を出しづらい。
できれば設定で、プツプツとしたオーディオ回路通電ノイズの原因になる低消費電力機能を無効にできるようだとまだよいが、それだってできるものは多くないはずである。
一般的に、この問題について取り上げられず、検索にかかる多くは無関係のもの(ヘッドホンアンプだとかFiiO KA5だとかという大多数の一般人が使わなそうなもの)のみ。
オーディオオタクと呼ばれる種類の人が、Bluetoothイヤホン購入者にいないということか?
音楽制作を進めたければ、結局は「経年で片方だけ音が鳴らない故障になったイヤホンジャック」のPCを使わず、新しく買うしかない。



→起草日、文章を書いている途中に故障のイヤホンジャックを「ダメもとで」半分の細さにした爪楊枝の尖っていない側でガジガジといじくった。
ここまで文章を書いてから、イヤホンジャックにイヤホンプラグを挿入し、再生すると、普通にPan振りをしてある音が正常に再生された
トホホ。
こんな原始的な荒技が通用するなんて。

これくらいだったら、物理的にイヤホンジャックを傷つけて「完全に壊れた」状態にすることもないから、イヤホンジャック半分故障(半壊)に陥った方々には、試していただきたい。
「Bluetooth イヤホンの省電力オーディオ回路通電ポップノイズ問題」については、それ自体の解決よりも、それを回避することによって間接的に解消された。





起草日:2023年8月18日


当日:18時40分から22時22分まで、スピーカー、イヤホンジャック切り替え、Realtek がらみの調査、とても低速のダウンロード、アンインストール、インストール作業。

2023年8月19, 20日:いろいろ。

2023年8月21日:Realtekの以前のドライバーのときの Audio Managerが使えない上に、今の(とはいえ2017年が最新なので古い)ドライバ Realtek High Definition Audio はおそらく音に勝手なコンプレッサーみたいな補正をかけ、ユーザー側でオンオフの切り替えができない。

当記事の本題については、この起草日に「原始的な荒技」で解決されたというオチになっているが、これと「別の問題」が、まだ残されている。
2023年11月18日、問題発生から3か月が経って、詳細に記録していないことに気づき、ここで記すこととする。

Realtek HD Audio Manager 復活させたい。
それと、Realtek(R) Audio driver も。
今回の件でアンインストールしてから、再インストールできないことが、この問題である。
ただし、3か月が過ぎ、起草日のときの記録が無いので、当時について、現状からの類推とうろ覚えで記している。

一般に"オーディオデバイス"の検索結果は、Realtek High Definition Audioの話題ばかりを示していた。
Realtekのようなアクティブか不明な会社以外の製品で、代替品 alternative がなぜか一般的に例示されていない。
よくある、「デバイス マネージャー」から確認しろ、というのも、その Realtek High Definition Audio 以外に、Intel(R) Display Audio driver というのがあるが、これはオーディオデバイスとして指定できない、おかざりである。

https://www.realtek.com/en/component/zoo/category/pc-audio-codecs-high-definition-audio-codecs-software から 64bits Vista, Windows7, Windows8, Windows8.1, Windows10 Driver only (Executable file).. や Vista, Windows7, Windows8, Windows8.1, Windows10 Driver (32/64bits) Driver only (Executable file) を再インストールしても、RAVCpl64.exe と RAVBg64.exeが再起動時に動作する (run) こともないし、手動で実行させて開く (open) ことも無い。
Realtek(R) Audio driverが「デバイス マネージャー」に復活してもいない。

時間があれば、代替品 alternatives を試そう。
1. →Softonic からMicrosoft Store に遷移。特別にカスタムされたPC向けであり、他では正常に動作しないだろうとの説明で、保留。2. → 回避。3. → Nahimic というものがスタンダローンに提供される形ではなく SteelSeries というオールインワンゲーミングプラットフォームの構成する一部分であり、ファイルサイズが大きそうなので保留。



某録音ソフトによる録音も、音声出力デバイスに依存しているようで、謎コンプレッサが反映されて録音された。
当記事の本題となっているイヤホン問題とは別件で、これは困る。
これじゃしばらく、こちらのDAW (DTM) 作品、自作曲の公開は、以前ほど自身を持ってお届けすることができない。
当該の録音ソフトの音質も、2011年購入のWin7機のときみたいに、直撮り音質みたくなっており、これも出力デバイスに依存しているようである。

トホホ、がっくし。
なんでも品質が下がってしまったので、来世もとい次の新品PCに期待するか、OSの再インストールを計画的に準備するか。



追記:2023年12月
Win10機の内蔵マイクでの録音もできない。
スマートフォンのボイスレコーダーアプリで録音したデータを送信するといった、間接的な方法は利用可能である。
手軽な方法の1つが失われたので、モチベーションは低下した。
地味に電話(通話音声)のスピーカー録音とかもスマホ2台同時使用を求められるため、しづらい。