2021年12月12日日曜日

手相もとい、手のひらのシワ、しわ (palmar crease) について

私の手相が気になるという人がいるか分からないが、とりあえず、それを示そう。
説明欄の □ をクリックして拡大。

下記6時45分 撮影

下記6時40分 撮影

下記6時46分 撮影

これらは2021年10月25日に撮影された。
これらは全て同じ左手である。
左手のみが撮られたことは、右手でカメラを使うことが最初の原因だが、参考として残る右手も撮ろうとは思わない。



掌のシワについて、簡単な分析を示そう。
最も目立つ3つの線:手相占いの用語でいう生命線、知能線、感情線のいずれも、普通の人と比べると乱れたものである。
これは8歳のころから自覚されている。
両手とも、最も目立つ3つの線はそうなっている。

側面の方について、小指の第一関節 (MCP) 周辺にある切れ込みは、左右の手で非対称であり、数は数えようによって変わるものの2つは左右で似たような大きさ、位置、間隔を持っている。
これは8~11歳のころから自覚されている。



占うレベルにまで踏み込んだことをここで示さないが、医学や生命科学の上で何か意義があるかだけでも、考察したい。
まず、指紋 (fingerprint) と同じように、いくらか個性を示すことは直感的に分かる。
医学や生理学の側で説明されうるものには、指比 (digit ratio)、特に2D:4D比がある。

手相において、割合、医学との相関性がある例で言われるものに、"single transverse palmar crease"とダウン症 (down syndrome) がある。
日本語で「猿線」や「枡かけ線(ますかけ線)」などと呼ばれる。
中国語版Wikipediaでは「断掌」や「通贯手(通貫手)」などと英語と同じように見たままの名称を載せている。
中国とそれに影響された大衆文化では、前者の名称を用いた作品『斷掌的女人 (Destiny in Her Hands)』(マレーシアとシンガポールの作品、中華系)もあるなど、「不運や困難に直面する相」としてよく知られたものと思われる。
医学の話とずれるが、ダウン症など先天性の疾患との相関性は、割合、歴史的にも見られるのではなかろうか?
無論、私はその手相を持っていないことが写真から分かると思う。

他に何かこの話題ができるかというと、結局、手相占いがどうあっても疑似科学だとみなされる場合、人文学としても「コーパス手相学」みたいに発展させるには無理である可能性を思わせる。

Analysis of palmar creases is not very objective on the contrary to fingerprint analysis. Palmar creases are sometimes used as a preoperative landmark for identification of deep anatomical structures. This method was shown to be unuseful.
—英語版Wikipedia Palmar crease. oldid=982789601.





備考:2D:4D比の誤差に見る、指比の恣意性

指比には、測定学的必然性よりも、謎の恣意性があることについて、以下の2枚の写真で私は示したい。
こちらは2D:4D比であり、人差し指 2D と薬指 4D の比に微妙な差が出ることを人体測定学的に正す方法が無いならば、恣意的な変更ができる場合がある。

下記6時45分 撮影

これは左手での例示になる。
両手の場合、私の左手と右手の間で明らかな差が出ていることを示したい。


『指比、2D:4D比が恣意的である可能性の一例』

片手に限る場合も、手の甲側と手のひら側、それぞれを私の目線で直截に見えるような方法で指比を捉えると、それぞれの間で明らかな差が出てしまう。

この誤差のようなものの自覚が無いと、測定方法の統一や異なる測定方法の誤差修正も無いはずである。
測定学的に妥当な説明があるのであろうか?

ノギス (vernier caliper) を用いた手の甲側の測定方法など。







起草日:2021年10月25日

私がいくら多分野でも、手相占い (palmistry) を含む占い(卜占)を始めるつもりはない。
スマホで鮮明な手相写真を手軽に撮って送信、「デジタル手相占い」☆, digital と言っても、 digit は"digit ratio"に見られた通り、「指」である。


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