2022年8月28日日曜日

紛らわしい偶然の固有名詞の共通: 有明と大森と川崎

属性(分野、業界など)と名前のダブった地名、人名など固有名詞の多さと、その地理的特性について考察したい。
以下に紹介する3つは、紹介された具体的な事物以外でも名前が共通する場合は有ろうが、特に有名でありながら属性も共通した「紛らわしい」ものについて示されている。

A「有明 (Ariake)」と海苔
・のり産地だった浅草の近くにある「有明」(自治体:東京都江東区)
・のり産地として知られる「有明海」(九州周辺の一部の海域)
:おそらく無関係。浅草はこじつけになるが、浅草やアサクサノリ (Neopyropia tenera or Pyropia tenera) 語頭ア発音も印象付けで紛らわしさの元になる。



O「大森 (Omori, Ōmori, Oomori, Ohmori)」と海苔
・江戸の海苔商業地「大森」(自治体:東京都大田区、旧・大森区)
・大阪の海苔商社「大森屋」
;おそらく無関係。
前者は、かつて、海苔の養殖などで産地でもあった。種は、有明海のと同じく、アサクサノリとされる(根拠不明、「大森海苔のふるさと館」の人に聞いてみては?)。
;今の大田区大森に「株式会社ナガイのり」があるが、2022年4月現在、私が住む愛知県豊橋市の「永井海苔株式会社」と協力して商品を出しているのはどういうことか?どちらの会社も、発音が同じ「ながいのり」。共通キャッチフレーズ(モットーでもある?)は「ナガ~イお付き合い」。もともと無関係の会社らしい。異なる年(豊橋で1947年、大森で1951年)の10月に「永井海苔店」創業、という謎の共通点がある。更に、グループ企業で豊橋のは1959年に「株式会社ナガイ」、大森のは1960年に「株式会社 東京ナガイ」を設立していたというので、常に豊橋が先んじていたようである。海苔関連は、謎の共通固有名詞が多い。



K「川崎 (Kawasaki)」と病気または工業
・工業地の「川崎」(自治体:神奈川県川崎市)における「川崎公害」
・医者の名前「川崎富作」に由来する「川崎病」
・オートバイ(バイク)、電車の車両の製造で有名な、兵庫県に縁の深い「川崎重工業」
;3者とも全くの無関係。
;前2者は時期が近い。さらに、実際の公害(病気、症候群、障害;四大公害病、日本四大汚染病 four big pollution diseases of Japan)の名前もある。工業地つながりの「四日市ぜんそく」が有名な分、混同しかねない。
;川崎病 (Kawasaki disease, KD) は1967年に論文で発表された原因不明の小児病であるが、一時、新型コロナウイルス感染症との相関性が取りざたされた。そちらについては同じであると断定されておらず、「小児多系統炎症性症候群 (multisystem inflammatory syndrome in children, MIS-C)」と呼ばれる。



以上A, O, Kの中には、少なくとも行政区画や大まかな地理的範囲として、東京都と神奈川県の沿岸部=東京湾に面している例がある。





起草日:2022年4月28日

ポリコレ的な名前の変更(political correctnes, 自己検閲 self-censorship)というのも世の中に増えているので、柔軟に、名前の付け方の問題点と、変更の動機を発見する一助になればよい、と思う。
ただし、みだりに変える必要性を意味しない。



5月25日にこの記事を編集したきり、8月5日を迎えた。
つまり、その2か月超の期間に一度も、この記事を編集したり、この記事に加筆していない。

近況じみたもの:
東京都地下鉄、東京メトロの新設区間で有力なものに「有楽町線(都市高速鉄道第8号線)豊洲駅からの支線」が挙げられている。
住吉駅まで伸ばすことから、「豊住線」とも呼ばれる。
それには、なんと、文京区の千石駅(東京都交通局、都営地下鉄三田線)とは「千石」違いの江東区の千石駅(新・千石駅、メトロ千石駅;千石二丁目、千石2丁目に作られる予定)が含まれる。
「メトロ千石駅」?「小松橋駅」?「新千石駅」?「江東千石駅」?「千石アイル駅(千石アイランド駅、千田や千石エリアが川や堀に囲まれている)」!?「千石テレポート駅」!!?「千石ゲートウェイ駅」!!??
それよか都営三田線を埼玉県の和光市駅に延伸してはいかがか?
「東洋大学は、三田線が和光市駅などの東武東上線と交わることを期して埼玉県に2つのキャンパスを作っても、それが実現されなかったので憂き目を見た」、という歴史がある。
どうも、西高島平駅と埼玉県内で有力だった案は、戸田市経由・武蔵浦和駅接続と、「東武高島平線」のようなものの2つらしい。
「西高島平駅と西馬込駅=西西ニシニシ、ニニンガシで止めずにだね、池ノ上駅ならぬ池上駅にも延伸して」→「あさくっさ!西馬込駅は浅草線やんけ!じゃあそれ、池上駅に伸ばしてよということにして帰るから。三田線は目黒駅かいな、俺の目が黒いうちに…」。
都営大江戸線の東所沢駅への延伸計画や、埼玉県境寸止めの舎人ライナーの延伸計画よりは実現性がありそうでも、される気配が全くない。
誰よりも地元愛があったり、科学的に検証して反省もした「蔑ろにされた人」である私が、今の時局で期待するようなことでもない。
コロナ第一波2020年2月において浦和レッズ(サッカーJ1 浦和レッドダイヤモンズ)が空気を読まないで「埼玉スタジアム2002に埼玉高速鉄道=地下鉄7号線を暫定延伸しろや」と会見したこと(裏話:2019年の署名の成果で、その会見をしたもの)も思い返される。


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