2022年10月3日月曜日

事業者目線:できる努力を尽くした幽霊市民が一般就労するのは無理、という現状

☆事業者、求人者の質問☆

学歴や資格や経歴といった一般的に評価しやすいもの以外で、能力を判断できる求人の募集方法はありますか?
自分の会社の人事戦略会議で、そういう方法で人材の募集ができることを提案しようと思っています。
例えば、求職者や人材の自己申告になりますが、まず意思と行動力があり、いろいろと科学分野の学問研究をしてきたり、社会的な記事の執筆をしたり、芸術作品を作ったり、他の人に無い知見がある、という感じのアピールが中心になっていて、そういう方が実際に企業など事業者に紹介された後、しっかりと雇用され、勤務がなりたち、事業に貢献した…、という事例があるのがよいと思います。
ございましたら、会社やサービス名(求人メディア、求人媒体、人材派遣、就職エージェント)でお答えください。
TwitterなどのSNSみたいに、紹介業務の契約を伴わない方法で募集するくらいしかないのでしょうか?



☆質問者から、とある回答への返信☆

*** さんご回答ありがとうございます。
「こういう質問を〇×でする時点で仕事できなそう」みたいな批判は、されそうだと思っていましたが、でしょうね。
本文で「という事例があるのがよいと思います。ございましたら、会社やサービス名でお答えください」と記しましたが、できれば、それについてのご回答をよろしくお願いします。
つまり、*** さんにとっては、「そんな活躍する人材の事例は、ありえないだろうし、そんな募集方法のできる人材派遣や求人サービス名とその会社は日本に存在しない」ということですか?
こちらとしては、もちろん自己申告であっても、その応募者の学んだことや作品などを、具体的なものでアピールされることを期待しています。
はっきりご回答がもらえない場合、LinkedInや専門サイトで質問します。



☆回答(ベストアンサー)☆
そのような事例も、募集方法なども、無いのだと思います。
日本型雇用の中核にある「新卒一括採用」はコロナ禍のただなかでも揺らいでおらず、柔軟性は不十分です。
「23卒」云々の質問投稿が人気なのでも、分かります。
去年までのコロナ禍だと、コロナショックに関連した「内定取り消し」が問題になっていました。
新卒への執着が事業者からも就活生、求職者からも消えれば、就職氷河期世代とかロストジェネレーションとか社会貢献の意欲の喪失とか、そういう事態の発生も防げるのですが。
日本ビジネスのモラハラ上司、職場の「替えはいくらでもいるんだよ」という圧力で、無機質に有能な労働人材大卒が多くいても、これらがモンスター社員、地雷になりそうです。
無機質に有能な労働人材大卒と一緒に、多様なバックグラウンドの人材もいれば、成長の突破口になりそうなのですが、そうでないと大企業正社員の収入が成長し続ける一方で、国全体のGDPや景況感の移動平均などはゆっくり悪化します。
大震災の引き金や安倍暗殺のように、予期しないとき、地雷が多数、一斉に爆発する可能性もあります。
また、終身雇用は無くなりつつあります。
ダイバーシティ採用というのは大変ですね。
外国人材、グローバル人材というので、多少、進んできても、留学生問題で韓国や台湾にパイが取られた日本の恥ずかしさは本当に深刻です。

質問者さんは、若い世代に希望を持ってもらおうと、何かしら求人や雇用の形態の多様性を求めたのでしょう。
所属は、スタートアップ企業、ユニコーン企業か何かでしょうか?
ある人が、普通の学生よりも意思や才能があって努力に秀でたところがあっても、それで大学の特待生と認定されて学費免除になるなんて制度もありませんから、労働人材大卒が増えても、社会のアレコレが改善された試しはありませんでした。
プリンストン大学は低所得世帯の学生に援助を徹底し、ローン(借金)を撤廃する (no loan, debt-free) など、アメリカ合衆国では大学、高等教育で社会経済的多様性 socioeconomic diversity を重んじて努力を進めています。

遠い未来、ロボティクス普及で「技術的失業 (technological unemployment)」の最たるものも考えられますが、現段階では人手不足が聞かれます。
今でさえマンパワー人手不足を改善する有効な手段を打ち出せず、多少の上げ幅で賃金を上げるのが精一杯です。
社会福祉の観点でも、「蔑ろにされた人々」が社会的包摂を受けられないと、国家は日本沈没への時計の針を止めることができません。
障害者福祉さえ受けられない隠れ障害者や幽霊市民も増え、一般的には少子高齢化、社会復帰できない累犯の犯罪者も増えます。
キャリアの多様性など、日本では考慮されないでダイバーシティ採用などと調子のいいことを言います。
「年功制、年功型人事」から「ジョブ型人事」に転向する道も険しいこと。
現政権(菅、岸田)による「リカレント教育」や「OJT」や「リスキリング」の推進は、方向性として良いようでも、何かが欠けています。
「生まれも育ちも不幸が少ない、上の人」が贅肉を維持するのに向いており、国家のがん細胞増殖(浸潤)を止める「職業訓練、自立支援」は等閑視でしょうか?

今後は災害の激甚化によって普通の社会生活を送るのが難しい人が、一時的にも長期的にも増えるに違いありません。
そうなるまでに、国力と覚悟を備えて種々の課題に立ち向かいましょう。

もう1点。
TwitterなどのSNSみたいに、紹介業務の契約を伴わない方法で募集するくらいしかないのだと思います。





関連用語:
「福祉的就労」…主に、障害者の就労継続支援の別名。そうである限り「障害者雇用枠」は含まれない。
「福祉的雇用」…高齢者、シニア採用の「成果を期待しない」という批判的、侮蔑的、意味で用いられる用語。実際に「福祉的雇用から脱して」とか「脱・福祉的雇用」とか「人生100年時代の働き方:『福祉的雇用』から『仕事ベースの処遇』へ」など、2022年8月22日時点の私向けのGoogle検索結果の上位10件以内では否定的な用法のみ見られる。



結論:
義務教育期間に不登校で最終学歴が小卒や中卒である、いわゆるニート (NEET, 元の英国では満16-18歳に限っていた) やひきこもりの人で、「社会的去勢を受けても孤独に努力して学問や芸術など可能な範囲で修めた人」が就職することは、今の日本国で現実的ではない。
「顔で採用」とか「職場のアイドル、癒しのアイドルがほしい」とかのそれらも、望まれない。
後者は特に、ネコ(猫、ねこ)のようなヒト以外の動物を職場で飼うことで実現する事例が多い。
ヒトでその役職を置いても、主観的に認識しても、セクハラ、パワハラ、同性からのいじめ嫌がらせなどの温床になる。
動物福祉やとか労働者福祉とは別に、普通、「職場のアイドル、癒しのアイドル」はいない。
コンサルタントとかメンタルマネジメントみたいなのはペット動物にできないことなので、そういうのを、そういう人材にやらせる案(能力の有無を簡単にテストしたうえで必要な資格取得の補助をする)も世間には無かろう。

不安定な、根無し草扱いになりそうな、フリーランス(最近は認識が変わりつつあるが未熟)や同人の活動に甘んじるのが、いくらかの人のできることである。
私は過度に社会へ期待していないが、こういうことでひとまず調査は済ませた。



結局は、知り合いのいる首都圏へ行って意識高い系の自治体で生活保護を申請し、何かしらの方法で審査を待ち、通過すれば、生活保護受給者となって家賃と生活費の比較的低いエリアの物件を見つけて(移管手続きを兼ねて)移住し、それからは社会全体の意識が改善されるまで過ごすしかない。
独立生活保護受給を目指す実家在住者は、こういう社会的な知識を学んで理論武装し、「学歴、資格、職歴、生活歴、どれも就労に現実的でないし、労働災害になって持続しない」と主張するほかない。
今までと同じく、手をこまねいて待つのではなく、できる努力を尽くそうと行動することに何も変わりはない。





起草日:2022年8月22日

起草以後、前年7月22日に大阪府高槻市で発生した殺人事件被害者Nとの養子縁組書類偽造(有印私文書偽造、違法行為)で逮捕された男(高井凜、新字体:高井凛、旧姓:松田)に、殺人容疑が固まった。
この犯人は、本年9月1日7時、大阪府警・福島警察署での拘留中に自殺を図り、後に死亡が確認された。
外資系生命保険会社の元社員などと報道され、その人物がどういう人生を送ったかなどはここで詳細に記さず、一般のニュースソースに譲る。
しかしまあ、ここまで保険金殺人のようなものを行うのに、すごい執念があったものである。
保険業の仕事でも狡猾な悪事を重ねていたそうである。
犯行に及ぶ前、保険募集人の資格を取り消され、仕事を退社するなどしていたようである。

この人物について報道された情報によれば、異性関係や豪奢な生活のために金銭のことで執着し、どれほど汚い手段をもいとわなかった、と感じられる。
最果てに、逮捕されて自殺した、「悪行の道に生まれて死んだ命」に見える。
2017年に『本来的・本質的に「優しい心・思いやり」が人間に備わっている事の理の論証 ~ 2つの真理』という記事を投稿したのは、無慈悲ないじめのできる少年少女、「サイコパス、パラノイア」と呼ぶべき人であっても、ある種の「主観的真理」によれば、「優しい心・思いやり」があり、一時的に埋没していても「厚い雲に覆われた太陽のように」なんとか機能を復活させることができる…、という信念を記していた。

日本社会には、人事と雇用において、学歴や職歴で人物の職業パフォーマンスとスキルを評価するばかりか、他の面でもそういう傾向がある。
この希少な例に限らず、そういう評価方法は破綻してきている。
社会人、シャカイジン様がたの人物鑑定眼が劣化している。
この転落凶悪犯の自殺を許した大阪府警の監視体制の甘さは、自殺リスクを見抜けなかったセンスの無さにある、という趣旨の批判も出ている。
日本国において、悪人ののさばる仕組みがあり、社会悪がうまく治るだけの社会運用ができていない、ということを私は再確認した。

日本社会では、山口県阿武町ホームセンター社員の事件や、東京国税局の職員らが行った不正受給事件からも分かるように、「地道に働いてコツコツと貯金して幸せになれ」という一般的信念が通じなくなりつつある。
「悪のために生まれて死んだ命」でないならば、日本社会の「地道に働いてコツコツと貯金して幸せになれ」という同調圧力のある社会が、遠回しに、こういう「強がりの人」を育てたろう。
この犯人も「腐敗堕落社会、停滞社会」の犠牲者なのかもしれないが、個人の心の悪が一定の段階に至っては、誰もそれを直せなかったろう。
彼が自信をどれほど有能だと位置づけても、「やっていいことと悪いこととがある」、そういう考えに加えて、逮捕された場合のリスクも考慮し、思いとどまる、ということがなかった。
ある部分は有能でも、破滅的な結果を招き、ちっぽけな教訓くらいしか残していない。



「ベストアンサー」文中、「プリンストン大学」の件。
9月にも新しく、さらなる支援策が発表され、大きな反響があった。
アメリカ合衆国では大学、高等教育で社会経済的多様性 socioeconomic diversity を重んじて努力を進めている、ということが現在進行系で伝わってくる。
日本国の「中卒」逆スティグマ(根拠なく嫌いな人間を「中卒だ」とみなす差別幻視行為)と、旧統一教会献金被害者問題(高卒が多い)と、博士号取得者数減少(もしくは国家間での順位低下)には、それだけの社会的停滞(成長したがらない国、国民に成長への意欲を持たせない国)を思わせてならない。



ダイバーシティ採用というと、今、住んでいる愛知県豊橋市の勉強会での「ダイバーシティ雇用」の考えに2022年1月24日動画説明文でつっこみを入れたことがあった。
「高齢者・女性・障がい者・外国人など」としても、すべての人を包摂するのではなく、ハナから「成人かつ弱者」と「分けられた(分別された/差別された)」「高齢者・女性・障がい者・外国人」を念頭に置いているとしか思えない。

2月28日ダイバーシティ雇用促進セミナー「人が集まり、成長する企業へ」、講堂(豊橋市役所 東館 13階)で開催するそうである。
これに限らず「高齢者・女性・障がい者・外国人など」と違って何も証明書類の無い「マイノリティ、マイナー社会的弱者」である私は、社会的排除の象徴である。

 —"冬行動: 不動産 賃貸保証会社に関する総合的な結論 with だもんで (だも豊)"

地元についてよく考えよう、の巻 あっと 住み続けても住み続けなくても。

そうであるうちは、豊橋市が「人づくりNo.1をめざす」とすることについても、一考の余地がある。
豊橋市の地域若者サポートステーションが「板橋区のそれ、練馬区のそれ、足立区のそれ、長岡市のそれ、富山市のそれ、北九州市のそれ、春日部市のそれ、同じ愛知県春日井市のそれ、蒲郡市のそれ、一宮市のそれ…」どこと比べても、「車の運転できない社会的弱者(肢体不自由と視覚不自由の身体障害者、発達障害者、貧困者、社会経験ゼロの人)」に不便な立地であることが浮き彫りになっている。

不慣れの人が、スマホ地図アプリも使えない状況で、見知らぬ住宅地をさまよい歩いている間に、直射日光や、通り雨に苦しんで「もういやだ」と悪い経験を覚える可能性があります。
豊橋市は「人づくりNo.1をめざすまちプロジェクト」を推進し、浅井市長は市長選で県内の自治体で2番目だった人口が5番目に転落したことを問題視して「もう一度豊橋に元気を取り戻し、愛知県第2の存在感のある地域にしないといけない」(東日新聞 2020-03-27) と話したように、人口増加を目論んでいます(東日新聞が人口を示唆するものと勝手に解釈加筆した可能性もあります)。
それらは、重度ひきこもりの人、一部の発達障害者、身体障害者(肢体、視覚など)が、単独行動でも比較的到達しやすいと思います。
しかし、豊橋市のサポステ「とよサポ」さんは、田原市や新城市、奥三河からも利用者が来ているはずですが、渥美線小池駅から複雑な経路で徒歩20分、もしくは豊橋駅からバス利用になる立地です。
豊橋市青少年センター全体を含め、不思議ですね。
俗に名古屋と愛知県は車社会、と言いますが、鉄道網が足りている側面もありますし、自転車や自動車での来所に無理のある利用者も多いはずです。
鉄道なき沖縄市のサポステは、片側3車線の幹線道路に面した図書館、劇場と同じ雇用促進等施設にあり、車でも来やすい立地です。
[...]


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よって、2019年5月12日からコメントを受け付けなくしました。
あしからず。

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