2014年12月27日土曜日

母親が「しんぶん赤旗」を購読し始めた

先の総選挙を受けてか、今月・12月半ばより私の母は日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」を購読し始めた。
この新聞が家に届いてる事実を知った当初は「聖教新聞のようなものか」などと思いもした。
実際に、2011年中は聖教新聞が我が家に投函されたこともある(余談だが、中3ネトウヨ期2011年7月14日にこれを紹介する動画をニコニコに投稿した・削除済み)。
よって、近所の共産党支持者が同じように近所一帯へ配布してるのだろうと考えた。
しかし、そんな憶測も次第に薄れた。

一度や二度でなく、一週間以上も届けられてるからである。
それに、一週間待たずとも、3度目の配達時に早朝起きていた私は、室内から配達の様子をこの目で見たのであったが、なんと乗用車での配達なため、やはり全国疎らな新聞の輸送拠点から車で送ってる、逆に言えば近所に住まう人間でもないことになる。
よって、その3度目の配達の時、私は既に、母が「しんぶん赤旗」を購読していると確信した。
ついでにいえば、この通り母は日曜版ではなく、日刊紙の方を取っていると書きたい。


【母の政治観は謎】


まず、私の母は先の総選挙でこの豊橋の選挙区「愛知県第15区」の候補者の内、誰に投票したか、そもそも選挙の投票に臨んだのかさえ与り知らない。
だが私は当人に聞く気概を持ち合わせていない。

この豊橋の選挙区では、私の予て思った通りに「自民党の根本さん」が当選した。
期間中のある朝に私が散歩している際、根本氏の応援選挙カーと偶然すれ違ったりもした。
女性が窓から手を差し出しながら通行人に「おはようございます」と挨拶を展開していた。
近づくにつれて、私も大声で仰々しく挨拶したい気持ちも山々であったが、終ぞなしえず。

我が家にも届いた当選挙区の選挙公報(?)の紙を見れば、この共産党は安倍政権・自公政権の政策への批判を主軸に選挙活動を展開していた。
アベノミクス云々について、「雇用が増えたという安倍ちゃんの主張のトリックは、非正規雇用が増えたに過ぎず、正社員は減っている」といった物が印象に残った。
これを見たとき、「顕○会も同じ主張してたなぁ」と思った私であった。
こういった野党的な切り込みに、恐らく感化されて母親はしんぶん赤旗の購読を決めたか。
あの母親の政治信条というのはいまいち掴めず、共産党についてどう認識を持ってるか。


【新聞購読の是非】


続いて思うことは、どこの新聞を取るのは好きにしても、実際にあの人が毎日読めるのか。
我が家の新聞購読歴は私の記憶だと、私が小2のあたりまで毎日新聞、続いて1年ほどが朝日新聞で(左派ばっかり)、それからは新聞を取らなくなって今に至っていた。
それは当然、小5母別居以降、父・母のいずれも新聞を取ってないことを意味する。
母別居~私が母宅へ移るまでの母や、私が父宅へ離れてからの父については知る由もなく。
この辺も本人から聞く気概は持ち合わせていない私であった。

新聞の購読動機も、その自公政権への猜疑心から共産党の主張に賛同して取り始めたのか、それとも読むつもりではなくて、新聞紙が何かの目的で必要だがコンビニ等で当日分を買うのに躊躇してるか、定期的に届かれないと必要な量が足りないか。
当然、読むつもりなくして購読してることはないだろうがね。
早朝に我が家へ届くが、仕事前にポストから取らずに仕事に行ってるようで、実際に家の中に新聞が入るのは、弟が学校帰り(冬休みの今は知らない)にポストから取り出してからだ。
この点を加味し、もし読んでないなら、相変わらずあの人が行動を起こす時の理想の持ちようと、起こしてからそれを果たせているか、その整合性が疑問でならない。


【結び】


結びになるが、結局どんな風の吹き回しで「しんぶん赤旗」を購読し始めたのか。
当の新聞は我が家の例からも鑑みて、先の総選挙以降は購読者数が急増中だ。
私の母親もやはり、この共産党による与党批判に、何かを感じた次第であったか。

といったわけで今回の記事は非常に稀な政治の話題が強めな記事となった。
とはいえ、そこは私らしく、身辺の話題も押し出されているが。
個性というのは、こういうものでしょ。
私がただ政治の話題だけごねてもつまらないし。
私としては政治の話題よりも、「新聞購読の是非」という日常テーマについて書いたつもりね。


ちなみに、「赤旗」をどうしても「せっき」と読んでしまうが、実際に戦前の非合法出版時代、いわくつきの頃は「せっき」と読ませていたらしい。
これを「せっき時代」という。「石器時代」じゃないよ。
「あかはた」って言うと、「アヲハタ」っていうジャムメーカーがあるよね。



追記:2015年6月
「社会即宗教論」という拙論文を執筆するにあたり、当記事にも追記が必要だ。
去る2015年3月に母親が赤旗を解約していたのだが、その動向の一つが3月7日にある。
一連の異常な様子を克明に記した記事の最後部に、その件を詳述している。
以下、母親が知らないことを綴った箇所を転載する。
俄かに、解散総選挙で与党批判した政党に憧れを懐くのはいいが、本来どういう政党か存じ上げないまま衝動的に購読を始めた愚鈍さが露見した。その機関紙も母親が望む方向ではなく、連日一面で扱われる話題は、若い頃に学生運動などでヤンチャしてた現在高齢の人らが中心に展開する、農協・労働関連の抗議と沖縄米軍基地移転関連の抗議であり、母親の関心などがあるはずもない。私としても物騒でしかないので、それらの殺伐とした話題は敬遠しているが。尚且つ、特定の政党を支持・批判する思想も持っていない。



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