あの母親を育てた実際の人間は実の母よりも、この実像の知れない「としこおばさん」であることは、過去に当メモ帳などで幾度と触れた。
根拠は、母自身の母=母方の祖母に対する発言である。
そもそもとしこおばさん(以下、淑子)とは何者で、あの母親とはどういう位置関係か。
少なくとも、私の父方の親戚とは無縁であることは断定できる。
また、現在生きていないか長年交流がないように思う。
そして私自身が人生において面識がないことは、ここまでの文章で推量してもらえる。
淑子の位置関係についての見解を述べる。
母親の親戚かどうかも定かでなく、知り合いの年増の女性をただ「おばさん」と呼称していた可能性もなくはない。
それでも、母親があの祖母に淑子の存在を、敬称「さん」ではなく、接尾語「おばさん」を付けて強調することから、どうしても親戚、殊にあの祖母の姉妹であるように思考が進む。
実際に、あの母親をあの祖母が養ってくれなかったとすれば、近い親戚以外の人間で誰が養ってくれるのだろうか。
母親の父=祖父の姉妹とするのも、兄弟の娘の面倒など進んで見てやることは、いくら今よりも人情厚い時代とて、考え難い。
この「としこおばさん」は、祖母の姉妹という線がもっとも濃厚である。
それをいうなら、「人に金をねだって贅沢な食事に費やし、化粧品を買い漁る」と評されたあの祖母の、その姉妹がそんな面倒見のよい人間という図式もなりたたないが。
尚且つ母曰く「おばあちゃんのお父さんが一番悪い」というどこで知るのか不明な情報をとってあげれば、その父さんの同じ娘である淑子が愚昧の姉妹と反比例した人間に育つのか。
なお、祖母の名は「友子」である点を加味すると、姉妹が「としこ」は違和感が少ない。
この点を強めれば、相変わらず、祖母の姉妹という構図こそが真実だと思える。
私の入れた情報と、そこからなせる推理では、確信を持てないかもしれないが、所々で実像の輪郭がほんのりと浮かび上がったのではないだろうか。
それはそうと、「呆れ返るあきらちゃん」って誰なのか未だ知る術なし・・・・・・
※冒頭リンクhttp://youtu.be/9LbwVVxUPX4?t=17s、動画0:17。
追記:2020年5月23日
母親の話によれば「利子おばあちゃん」が母方の祖母(友子の母)で存在するという。
件の音声でも「としこおばさん」ではなく「としこおばあちゃん」という発音が確認できた。
今後はそういうことにする。
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