2015年5月17日日曜日

日本を変革する大潮流がさいたま市・大宮地域より沸々と沸き起こる!(新興宗教編)

前回の政治編で吉田一郎氏についての話がだいぶ長くなって、記事総計文字数は5,000超。
前回記事で引用した動画コメントに「吉田氏と同じく東京都生まれ・さいたま市北区在住(盆栽町)の人に、80歳を越しながらにしてご隆昌の活動をされる宗教家がおられ」て書いてあるが、この80代の人物と、彼が設立した教団(とその前身)に関する話を始めたい。
仏教関連の知識も、当記事では平易に扱おうと思う。

同・80代の人物=浅井昭衛(正確には淺井昭衞)は東京都生まれであり、教団自体も元々品川区のとある寺院→板橋区→豊島区→墨田区という流れで寺院付属の教団だったが、1972年以降に寺院と別で本部を独立する。
その時の本部会館が、今日でも東京都板橋区常盤台に東京都内の拠点として建物が残っており、本部機能自体は1998年にはさいたま市大宮区内に新設した建物に移した。
2015年4月の幹部会で、大宮区内のこの本部に隣接した土地に新しい会館を作ろうと発表した。
既存の「青年会館」の「第二」という位置づけだそうだが、主に高齢者向けらしい。

大宮市 大宮区 寿能町 宗教 顕正会

1998年竣工、同教団本部所在地の今昔。画像は国土地理院の「空中写真」より作成。
大宮の新本部会館について「強固な地盤、至便な交通を誇る武州・大宮の地に建設されたこの会館は、堅牢にして荘厳、まさに広宣流布の究極の牙城である」と評する。

同教団(顕正会)がなぜこの大宮区(当時大宮市)に本部を移す運びとなったかというと、第一に阪神淡路大震災に関連して、都内よりも安全と思われた埼玉県内の安定した地盤(大宮台地)の土地を探すことになったようで、大宮は複数の新幹線が接続する交通至便の地として全国会員のアクセスにも都合が良い。
教団の曰く、この土地自体が過去に「松方正義公爵の別邸」が建っていたらしい。
どうも、那須方面に別邸があったという情報は見当たるが、埼玉県内のここに何かあったという情報は見られないし、仮に過去に存在したとしても聞かれない話である。
また、同教団をウォッチしている人のブログなどで、「ここの隣の旅館の方がその土地」という批判的なコメントもあったが、真偽不明の胡散臭い情報である。
同教団本部の土地の広さからして、ここの他で近辺のどこに別邸が建っていたと言うか。
すぐそばには大宮公園、或いは元尖閣諸島所有者・大地主の砦がある。

本部を移す以前に埼玉県内で同教団に関連した施設があったかというと、とある宗派・教団との裁判で、相手側が起こしたものの不利を覚って和解交渉の末に幾らか同教団は恩恵を受け、その内の一つに寺院の寄進があった。
それが埼玉県和光市に作られ、2000年以降は別の施設になっている。



あああ!これから先の約2,000文字を失った!

同教団の激しい布教活動について、日蓮大聖人の御書が根本にあること、幾つか通解した御文をひいて説明したのだけれど、下書きの移動中に操作を誤ってここからの既述を無くしたことに事後6時間ほど経ってから気付いた!
何とか記憶を探って書き直す。



同教団に関して吉田氏が過去に触れたことがあるかは、記憶が定かでない。
あるとすれば、肯定的な内容でないと考えられる。
世間一般でも、某学会と同様に「反社会的カルト教団」と扱われており、やはり宗教勧誘の違法性やしつこさなどが問題視されているらしい。
同教団側では「讒訴であり誣告だ、当会員がそんな暴力などするはずはない」、「某会の謀略で公安警察を操っている」と主張することもあった。
お守りの札をハサミで切ったとされる被害も「謗法(法華経誹謗、他宗教の存在自体が法華経誹謗に当たる解釈がある)を処分する救済=謗法払い」としている。
本部会館等の家宅捜査についても「某会が、当会をオウムの再来であるとの認識を世間にすり込ませようとしていて、マスコミをも招く仰々しい捜査を行わせている」と同教団側は見ている。

一方、同教団の教義については筋が通っていると思う。
元々既成仏教の宗派に属した経緯があることは、先述の所属寺院変遷の記述でも理解できよう。
同教団もカルト認定を受けやすい「終末思想」に似た仏法の「末法思想」を強く訴え、末法には国も人心も乱れ闘諍堅固となり、三災七難が絶えず、自界叛逆・他国侵逼があるとしている。
オウム真理教は「ヨーガ、チベット仏教」を名乗りながら「ハルマゲドン、キリストの再誕」と、教義がごちゃ混ぜで、噴飯物だ。
この点を鑑みれば、私自身は同教団に一目置いている側面もある。

※オウムと同教団の類似性について、同会長の名前が「アサハラショウコウ=アサイショウエイ("麻井会長=麻原"などと記載)」と文字列がやや重複する点や、阪神淡路・東日本大震災で被災者救援活動をせず、混乱に乗じた布教を行って悪辣である点などを示唆されることがある。それらは顕正会を嫌う創価学会の信者または関係者が示唆しているものとして例が載る。

激しい布教活動についても、専門的には「折伏」と称されていて、某学会も同様だ。
彼らが世間の毀誉褒貶に屈することなく、熱烈な活動を出来るのも、教義の根本である日蓮大聖人の御書に「末法の法華経の行者は怨嫉を受け法難に遭う」、「広宣流布の時には日本人がみな南無妙法蓮華経と唱える。私の予見は大地を的として矢を射るがごとく現実となるだろう」と説かれており、これを強固に信じている。
また、「末法には三災七難が絶えず、仏法にも大悪も起こるが、そうなれば大善も必ず来る」といった御文もあり、日本各地の大災害を始めとして、某学会の最新・謗法路線も受けて折伏活動の歩調をより速めている。
「某学会の最新・謗法路線も受けて折伏活動の歩調をより速めている」というのは、大聖人・歴代の法主の正しい御指南に背いていると某学会員らを諭して、自教団に誘引することをいう。



彼らの活動の原動力が、由緒ある教えに基づいたものということはこれで理解に足りよう。
世間の人が某学会について興味を持つのも、ニコニコのネタから政治政党関連までが精一杯で、一歩でも仏法の領域には踏み込もうとしない。
とある宗派に破門された経緯などをたまたま知るくらいではないか。
破門された原因さえ、どういう理由、噛み砕いて説明してもすぐに理解はできないと思う。

ここからの情報は当記事で書くわけにはいかない。
知らない上で興味を持たれた方は、是非検索などで知ってもらいたい。



以上、2つの記事に渡って、大宮地域が政治・宗教の両面で、現代日本の中でも類稀なる熱気を感じられる理由を示した。
さいたま市民や、私のように故郷がさいたま市域(私は旧浦和市)の人は、彼ら政治家や宗教家について関心を持ってもよいのではないかと思う。
その教団でも「広宣流布の時にはみんなが法華経を信じて法華題目を唱える、そのさきがけは自分達の他に無し」と使命感を懐いており、現在その拠点がさいたま市になっていることは、毎月の幹部会のソニックシティホール利用、2012~14年の3度に渡る各種大会のSSA使用で明白。
この2015・16年は全国各地で地方大会を開くそうだ。

吉田氏が「合併協定書に基づく新都心の新庁舎建設」を唱えていることと、同教団が「日蓮大聖人の御遺命に基づく天生原の国立戒壇建立」を教団の目的としていることは、少し似ているなぁと思った。
これらについても、読者には双方に関して理解を深めてもらいたい。


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