なんとなく、という感覚であった。
見上げればそこそこ丸くなってきた月がある。
そろそろ満月か、と思った、散歩に出たくなったのもこの月の作用か?
その時は予備知識が頭をよぎることはなかった。
近々本当に満月になり、同時にいわゆる「中秋の名月」にあたるということも。
こちらは、それから1日過ぎ、9月9日1時32分、母親の携帯でこっそり撮影。
ちゃんとナイトモードで撮ったよ!細かい設定については割愛。
解像度3264x2448で撮ったものをこちらで小さく補正した。
私の携帯はP-03Bだが、母親はF-06Dである。無論ガラケーである。
しかし、スマートフォンにも引けをとらないクオリティの撮影が出来る母機。
私のP-03Bは2010年1月に販売され、実際に私が購入したときが2010年7月17日、埼玉県内に住んでいた時だ。
F-06Dは母親が2012年頃に購入したと見られる。2年ほどの技術革新。
俺がいくら撮影能力を有したとしても、結局道具次第ではかなり異なるだろう。
トップの写真は、これでも俺機で撮るより綺麗に撮れている。
今の私のP-03Bは購入数ヶ月の頃よりカメラが明らかに悪くなっている。
以下は2010年11月に、中学校(携帯持ち込み禁止)から帰宅中に撮影した一枚である。
クリックして拡大し、見ていただきたいわけだが解像度は1920x1080。
これは本当に今俺が持っている同じP-03Bなのかと疑う。
今同じように撮ろうとすれば、確実に変なノイズなどが写って醜くなる。
ことに、この解像度であればそのように障りはより顕著となる。
然るにこの時は解像度に相応の写りを見せてくれた。
中2の頃、特別撮影の手法にこだわりを持たずとも自ずとそれなりになったのだ。
これぞ「ザ・道具補正」だ。今の俺では成し得ぬ業。
そして、母親の携帯の解像度を侮ってはならない。
このように人物全体+風景を写したとしても、拡大すれば顔まで鮮明に写る。
上は母親の携帯から転送した写真、写ってる人物は最近まで家にいさせた祖母。
画像編集をよくやる人や、画像技術に関わる人ならどのように凄いかわかるはず。
まあ今や3200系解像度って近年の端末にかなり普及してるほどだけど。
いいや、だからこそ俺は羨ましいんだよ。
一般人に多く流通した高解像度携帯カメラ。
俺みたいによく活用する所有者にこそ道具の真価が発揮されるものなはずだが。
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