2014年11月9日日曜日

身辺の事象を文学調に綴る秘術

以前は、身近なことを歌に詠んでみせようという記事を書いた。
今回の試みに従い、以下で、およそ1時間前=11月9日4時前の一件を表す。


「琥珀色の液体が杯に注がれた。芳醇な香りは俺の周囲に漂う。口を付け、一気に呷る。舌から喉へ、液体だというのに焼けるような刺激が迸る。直後、俺が咳き込んだのは言うまでもなかった。一段落した頃合に、空気を貪る。それ以後は喉に痰が絡んだ如くであった。」


ツイッターばりの140文字未満で表すとこうなる。
冒頭の文面は、いつかの「久遠の時」の様相を呈しているか。
「迸る」の意味を、なんとなく誤用している気がしなくもないけどね。

琥珀色で、芳醇な芳香を放ち、それでいて咽喉が焼ける感覚の液体の正体とは?
勿論、17歳たる私はそんな法を破る真似は一切しておらず。
恐ろしや、恐ろしや。


私は数日前より、全部で110話ほどあるが未だ完結しておらず、2年ほど前から更新が止まっている小説を見始めた。
膨大な話数のみならず、1話あたり平均15,000文字あると見られ、文字数のカウントをすれば20,000を超す話もある。
これが更新分では110話ほどあるというのに、未だ完結に遠いのだから驚きだ。
近年は、ネットで長期間活動していて途絶え、何も告げぬまま失踪する者も相次いでいるので、この作者はもう帰って来ないかもしれない。
足跡を辿れば、1年半まで自前のBBS上にて書き込みや応援メッセージ等への返答はしていたようだが、それも音沙汰なし。
この状況とこのネットご時世も相俟って、復帰を期待することは、私にはできない。
それでも一通り読んでみたい欲は沸いているのである。

この小説を読破するのも勉強の一環にあるが、これに疑問が沸く者もいるだろう。
小説を読む程度なら確かに、多くの人間に出来るだろうが、まずこの長い小説を面白くとも退屈であろうとも読みきるという精神訓練、続いて難解な語句の頻発にも検索という対処法を用いて解決させ、語義を頭に叩き込む。
これで十分に勉強や訓練となりうるのだ。
特に私には丁度いい。
成果は今のところ、己の知る内にて実感できている。

精神訓練というのは、身を削る難点もある。
視力が著しく落ちたり、ページ画面を睨むわけだから色が目に焼き付く。

反面、言語的な部分は向上が期待できる。
難解語句や言い回し、表現など未知のものから、既知ながら忘れかけていたものまで網羅されているので、いずれも俺の脳の活性化に繋がる。
普通の人ならばこれに至らず、漠然と読むに終始するか。

ただ、前の記事にも書いた通り、疲れてる俺がこれをやってもあまり頭に入らないのではないかという疑念もあるし、疲労に拍車をかける弊害となれば問題だ。
俺はずっと迷いがある。一日くらい休息を得てもいいとね。
昨日も小説を読む以外に絵を多めに描いたりした。
この文章を猛烈なスピードで打ってる今、両腕に疲れがのしかかる。
座り続けでケツがぁ、食事後の胸焼けまで襲い掛かる(いつものこと)。
斯くしてこの文章は4時50分頃から5時半過ぎに書き終えた。



オマケの追記だけど、その私が読んでる小説で面白いところを特筆すれば、性的な描写や情景と、キャラ外見を表す記述の性的誇張が一切ないところだね。
キャラ間の恋愛感情の類の描写も見られない。
一部キャラの回想に故人のキスや、歓楽街で水商売の客引きシーンとかがあるくらいだ。
女性キャラの美しい容姿を表す際も、髪型と髪色や瞳の色、服装などに留める。
性的暴力や誘惑だとか、風呂系とか、夜這いっぽいのとかは有り得ない至って硬派な文学って感じがある。エロは棲み分けてる?
近年の作品なら概してえっちぃのがあるし、いわばお色気あって然りなわけだから、そんな「工口なくして人気なし」を謳う作品達とはまた一線を画する。
そんなどうでもいいことに着目するというのがねぇ。

もう一点は、長いゆえかは知らんが、誤用や誤字や誤変換の散見で、これを見出して脳内で照らし合わせるのも勉強の一環になってると思った。
俺って捻くれてるのかね、普通の評価してないよね。。。きっと。

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